情報化施工の取り組み
フクザワコーポレーションは、国交省が推進する「情報化施工技術」をいち早く導入し、 施工効率化に取り組んでいます。情報化施工とは、ICT(情報処理や情報通信技術)の活用によって 得られる電子データを用いることで、高効率・高精度な施工を実現することです。
情報化施工に必要な「基本設計データ(LandXML)」作成システムは、開発部において自社開発。
保有機械・機材を有効活用することにより、実現場作業の大幅な効率化を実現しました。
■マシンコントロール対応機械
機械施工において、ブレードに取り付けられた受信機の位置をリアルタイムで把握。ブレードを 設計図通りの高さに自動操縦します。フクザワコーポレーションでは、モーターグレーダー及びブルドーザーにシステムを導入し、 土工事の効率化を実現しました。
■トータルステーション(TS出来形管理)
設計図データをあらかじめ設定することにより、ミラーマン一人で作業ができる測量器械です。 これまで必ず2人で行っていた作業が、1人でこなせるようになりました。
■3次元設計データ作成システム
平面・縦断・横断形状の設定のみで、施工範囲の全座標(X,Y,Z)を把握。国土交通省 国土技術政策 総合研究所(国総研)の「機能要件仕様書」を満たし、「TSを用いた出来形管理」 「MC/MG(マシンコントロール/マシンガイダンス)」技術に必要な基本設計データの作成が可能です。
フクザワコーポレーションでは、1980年代から3次元施工管理システムの開発に着手してきました。 1997年には、小型パソコンとの連係が可能な3次元施工管理システムを完成させ、 「建設構造物の形状データ算出方法及び装置」として施工管理時間70%削減を実現。特許を取得しています。
15年以上前に開発されたこの仕組みは、現在の情報化施工技術と通じるところがあります。
■2Dバケットセンサー
マシンガイダンス技術の先駆けとして、2001年に特許を取得した「バケットセンサー」。 オペレーターの勘に頼ることなく、正確な角度で法面を整正することが可能となりました。