(一社)斜面防災対策技術協会長野支部 新春講演会で、長野県優良
技術者表彰受賞工事の取り組みを紹介させていただきました
平成26年2月6日(木)、(一社)斜面防災対策技術協会長野支部様が、メルパルク長野にて
『新春講演会』を開催されました。
講演会前半の部では、林野庁 中部森林管理局長の鈴木信哉様より、「長野県の林業の歴史」と
題して、江戸時代から近年に至る長野県の国有林の歴史及び林業の変遷を、貴重な写真や資料
を使って説明されていました。
講演会後半の部では、「平成25年度 長野県優良技術者表彰」を受賞した工事の中から3件の
工事が取り上げられ、そのうちの1件として、弊社の足立 進より「平成23年度 通常砂防
(災害関連)工事」における取り組みについて発表させていただきました。
本工事は、平成23年3月12日に発生した栄村を中心とする長野県北部地震の災害復旧工事で
あり、上流には地震による崩落土砂で出来た堰き止め湖があったため、下流域の地域住民を
土石流の恐怖から1日も早く解放することが求められていました。
そのような状況の中、安全かつ早期に施工完了するために取り組んだ現場の創意工夫と、
工事完成からおよそ8か月後に長野県を直撃した台風18号によって発生してしまった
土石流に対して、施工した砂防堰堤群が下流域の居住区、施設を守った事実などを
ビデオ映像等も踏まえて説明させていただき、参加された約150名からなる関係者の
方々にも真剣に聴講していただきました。
昨今、建設業界の若手入職者の減少や高齢化に伴う人手不足がマスコミ等でも取り上げられて
おりますが、今回発表した他社の取り組み事例を聴いていても、地域において建設業者が担う
役割の重要性を改めて認識する良い機会となりました。
今回このような発表の場を提供してくださった(一社)斜面防災対策技術協会長野支部様に
感謝すると共に、今後も安全かつ高品質な構造物を築造できるよう尽力していきたいと思います。